2010.02.27 05:28虚無感を埋める作業開始自分の自我や何やら解らない世間へ対してのエネルギーを放出するがために公募展に作品を出していた20代の頃。本棚に並んでいたお気に入りを潰して作品を造った。全ては発売当時に買った村上春樹の初版本。これはいいぞ!グランプリ間違いなし!宝物の本を潰してまでの根拠のない勢い。何も解っていない、若輩な僕がいたのだ。今となっては訳の分からない、もちろん...
2010.02.23 15:00怖いのは頭の中と人。おばけが怖かった小学生のとき。不思議な経験はした事はあるけれど、まだユーレイは見た事はない。結局のところ、ユーレイとは自分の頭の中で勝手に作り上げたソウゾウなのだ。たぶん。カタチが無いぶん、怖かったのだ。今は違う。ユーレイはもう怖くはない。夜、トイレも一人で行ける。怖いのはユーレイではなく、人なのだ。人。自転車で通勤途中。いつもの緑道。前...
2010.02.22 12:42厄介なスイッチいつもと変わらない。いつもの姿勢。いつもの顔。でも、動かない。まさか、嗚咽が出るとは思わなかった。ぽたぽた落ちてた、涙。とめれない。不思議な事で、ずーっと泣いているワケではない。石膏の様に固くなった躰をほぐして、急に笑ったりしている。自分でコントロールできない、厄介なスイッチが入ってしまう。いつかは来ると思っていたが、こんなにもろい自分に...
2010.02.17 03:03なんだろう?あれって。最近は見かけなくなりました。七人の小人が後ろのダッシュボードに並んでいる車。信号待ちで見られていたなあ。昔は。なんだったんだろう?車の中に、その車のミニチアを飾る。こちらもよく見かけました。なんだろう?よくわからない。と、 言いつつも、僕も持っている。スバル360のプラモデル。実車を持っているのに、そのミニチアを買う。なぜだろう? それっ...
2010.02.07 05:48じいの極楽と俺の最悪。血流が悪くなるので、今はない。時間が沢山あった若き頃。経験したであろう、腕枕。目を覚ますと、腕を枕に彼女の寝息。守ってあげたい、彼女の未来。ちょっと開き加減の口元に躰の芯に残っている鈍い疲れも吹っ飛んでしまう。彼女の寝顔。 嗚呼!なんて、しあわせなんだろう。スポーツクラブに行って汗を流す。サウナに入って、湯船に浸かって最後はマッサージ機で...