2009.11.28 08:18ふるむら ふとし僕の名前は「古村 太」ふるむら ふとし。図太く生きろ!との両親の期待でつけられた名前。いや、太くタクマシクが本当らしい。その恩恵なのか健康優良児として表彰もされた。北海道新聞に母にダッコされている僕の写真が残っている。当たり前だけど、僕の記憶には残っていない。40年以上前の話だ。古村 太 ふるむら ふとしこれがよく、間違えられるのだ、こむ...
2009.11.27 04:10SWATなレジ打ち。レジ打ちのおばちゃんの話。ちっちゃくて、眼鏡をかけている、おばちゃん。ゼンマイ仕掛けの様な、おばちゃん。笑顔を見た事がない、おばちゃん。(実は凄腕だった、おばちゃん)いつものコンビニで定番の小岩井のコーヒーと蒸しパンを買う。カタ、カタ、カタ。レジを打つ、おばちゃん。軽快な音。チン♪ 276円です。財布から300円を出してお皿へ乗せる。僕。...
2009.11.25 06:30皆、高額当選者。始発の電車で、やってくる!木枯の中、並ぶ、並ぶ、並ぶ。1番売り場に並ぶ。2番売り場では駄目だ!1番売り場なのだ!3番売り場はもっての外だ!発売前から、もうイベントは始まっている。年末ジャンボ宝くじパーティが。3憶円当たったらどうする?家のローン払うな、きっと。まだあまる。旅行かな。ドバイとか。うん。カリブの島買うよ。仕事ヤメるな、きっと。...
2009.11.22 03:20ひとんちがおしえること。下着を朝、取り替える男。就寝前、風呂上がりではなく。一度脱いだ下着をまた履く。朝起きて新しい下着に履き替える。それは彼の一連の行動なのだ。両親からの教えを守っている。普通の事。疑問はない。別の彼、トイレでのルール。用を足す時、片足にズボンやパンツをまとめないと用をたせない。片足は裸のママの状態なのだ。社会人になってから人と違うと気がついた...
2009.11.21 03:56彼女の自分の知らない事。好きな彼女が他の男性と飲みに行く。自分の知らないところで起きている事。いろんなこと、もろもろ想像する。会社関係の人で良かった…これが、高校時代の友達で、バツイチ とか、元カレで、彼女と別れたばっかり とか。彼女の好きな俳優に雰囲気が似ている。だと、ちょっと厄介だ。勝手なソウゾウが膨らんでしまう。胸の中にある塊が、炭酸水に浸された様な気分に...
2009.11.18 04:46緑のタチイチ。よくやったぞ!黒赤も頑張っているな!どーしたんだ緑。ま、普通かな青は。好みの下着の話ではない。4色ボールペンの話。また黒が息絶えた。過酷な労働で疲弊したボールペンの屍骸がたまる。黒を筆頭に、次に赤。青は、お上のご機嫌を伺ってすり抜けている。不器用な緑は、職場になじめぬ格好で屍の黒の横に並んでいる。緑は悪くないだ。悪いのはお上だ。緑をイキイ...
2009.11.16 02:45日本男児やめますか?好きなミュージシャンの新譜が出る。選択肢がたくさんありすぎて、素直に喜べない。いろんな判断をしなければイケナイのだ。初回限定版やら、スペシャルエディションやら、ボーナストラックやら、紙ジャケ仕様やら、なんやら こんやら。なんなんだ! いったい。こしゃくな作戦で消費者を惑わす作戦だな!その手にはのるもんのか! 断固戦ってやる!訳の分からない...
2009.11.13 09:16翻弄される自転車前を走る自転車、フラフラしている。右にずれたり、左にゆれたり。まっすぐ進まない。メールをしながら自転車を走らせる。女子高生。僕の通勤の邪魔をする。そんなに、ユウスケ(仮名)と繋がっていたいのか!そんなに、ラブラブかっ!前方から突進してくる自転車もある。危ない!危ない!またしても、僕の自転車通勤の邪魔をする。やっぱりな!お前もか!携帯片手、...
2009.11.12 05:33早朝の電話。自宅の電話。夜中に鳴る呼び出し音に「はっ!」とさせられる。早朝だとますます「どきっ!」とさせられる。寝ぼけているからではない。早朝の呼び出し音は、一瞬にして熟睡を奪い取る作用があるのだ。こんな時間に誰?間違い電話か?仕事関係や友達なら携帯にかけるだろううし、自宅の番号を知っているのは、昔の友達か親族くらいなのだ。眠っている躯を引きずり起こ...
2009.11.09 06:20エネルギーの使い道自転車がパンクしたので、久々にベスパ通勤。ヘルメットを抱え、外に出るとうわ、やば。最近では珍しい風景。迷彩柄にくだけた服装。ヤンキーな中学生、男女5人。アスファルトの地面に座り込んでいる。俺はここに居るんだぜ!俺に注目すれよ!わらわら。私も居るわよ。見な、あたいを!せやせや。恐るべし!彼らから発せられる、負のエネルギー!気配を消して、ベス...
2009.11.06 14:00大手町の親子。ひとけのない休日。証券会社の玄関先でポーズをとる息子。心配そうに、カメラを構えた父を見ている母。夕日を遮るよう、額に右手をあてている母の姿。東京、大手町。オフィス街の路地で見かけた風景。そこには、カツカツとしたサラリーマンの姿は無く微笑ましい家族の一コマがあった。僕にも同じ様な事があったな、と。ふと思い出す。東京に出てきた頃の話。____...
2009.11.05 01:22カッコつけキック炸裂!そう、悪の巣窟だった。周りが全て個性派ぞろいの悪。ある意味 善玉は、僕だけだった。なにせ、僕は体調万全なのだから。かかりつけの病院に薬をもらいに行く。以前は保険証提示ですぐに出してくれたのだが、お上の方針で診察を受けなければならならい。インフルエンザ、大流行中。悪の巣窟と化した待合室。窓の無い密封空間で、時間無制限のゴングが鳴ったのだ。ま...