向こう側の年齢。
向こう側の年齢。気がついていなかった向こう側にいる自分。久々のデザイン仕事で泊まりになった。ソファーの上で睡眠はとったのだが、朝若い頃の様にすぐには起き上がれない。ダメージが半端ないのだ…掛声とともに起き上がり、トイレへ行く。用を足して振り向く、うわあ!後頭部が陥没した、ド黒のおじいちゃんが立っている!ん!なんだ、おれか。鏡に映った自分。艶の無い髪の毛は頭皮に張り付き処々に寝癖の陥没跡。露天商の性、紫外線にやられた表皮はドス黒くしっかりとシワを浮かび上がらせている。決してオサレではない口ヒゲ(無精ヒゲ)自分の知らなかった素顔、年齢が向こう側、鏡の中にいた!ぼそりと。歳とったわ。誰もいない早朝のMAREBITO トイレ。しみじみつぶやくMARE主であった。南無阿弥だぶ。南無阿弥だぶ…もう一人の自分発見!
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