おじいの禁断活力源
病院で順番待ちをしていた。
長椅子、向こう隣りからビリビリビリと、
なにやら聞こえる。
気にせずにメールチェックを
していたMARE主であったが、
度重なるビリビリが気になり
身を乗り出して隣を見てみた。
そのビリビリは白髪のおじいが、
写真週刊誌の袋綴じを破いている音だった。
妹アイドル。
禁断の初脱ぎ。
小指の爪でキレいに破いてるおじい。
ビリビリビリビリ「笑ってはいけない病院24時」だったら、
完全アウトだったMARE主。
その後、繰り返し席を立ち
同種の雑誌を取り上げ席に戻り、
何度も何度も、
何度も何度も
禁断の点線に爪をいれるおじいだった。
ビリビリビリビリビリビリ…
おじい、元気じゃないか!
病院に来る必要はないんじゃないか!
切れ味はおじいに劣るが、美しいハサミあります。
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