出逢いと別れ
骨董市の鉄則を忘れる事がある。
「 迷ったら買う事 」
さんざん迷ったあげく後で来ます。
ちょっと、考えます。と、
店主に挨拶し、別ブースへ。
歩きながら、やっぱり買おう!
とはやる気持ちを抑えつつ
早足で戻るのだが
そこにはもう「 考えてから買おう 」はいない。
数分も経っていないのだが
即決な迷わぬ人によって連れ去られたのだ。
あぁ悲しい。
「 考えてから買おう 」が佇んでいた、その台には
「無の残像」が残っているだけだった。
______________________________
▲ 石橋を叩いて渡っていた主の、20代の頃のかけ声は見る前に飛べ!だった。
0コメント