不釣り合いカップル
その昔の、
高級家電だったステレオの脚がある。
華奢なフォルム。
いつか使おうとストックしてあったもの。
MAREBITOにはそんな嫁入り前の娘達がたくさんいるのだ。
( また始まったぞ、MAREBITO主の擬人文章が… )
主曰く、何かに使えるであろう器量良しな部品。
いや、まっとうな人たちから見れば、出戻りなガラクタ、か。
本日やっと御相手が見つかった!
仲人おばさん如く、
主のテンションは上がるのだ
骨董市で横たわっていた色黒のどっしりとした分厚い男。
歳を重ねているが、その渋みが良い。
早速、御見合いの席を設ける仲人な主。
脚の厚化粧を注意してナチュラルメイクにし、純朴な色黒にあわせる。
見た目、気の合うお似合いカップルに見えたのだがつきあい始めると、ちと、違っていた。
なんだか、バランスが悪いぞ。このフォルム…
なんだか、見たことがあるぞ。
犬 ではないか!これは。
うーん。華奢な脚に、色黒は不釣り合いだった…
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