祭りのあと 再

【 祭りあと 再 】【 過去に書いたブログシリーズ 】(2010.0420初稿)------------------朝からソワソワしている小学4年生の僕。もちろん、授業など集中出来るはずもなく…(一度も集中した覚えもなく…)この日だけは小遣いを貰って、夜遅くまで外にいられるのだ。遅くといっても門限は8時と釘を刺されている。さもないと、母が鬼になる。小さな町にやってくる年に一度の町民のお楽しみ。夏祭り。普段は誰もいない神社に集う大勢の人たち。裸電球の灯りの中、綿菓子や甘いチョコレートのにおい。笛や太鼓、若い娘の奇声やおばさんたちの艶のある笑い声。襟元からのぞく的屋の青い肌と、法被姿の妖艶な首筋。高校生カップルは鳥居裏の闇に消えていく…退屈な日常のいつもとは違う妖艶な夜なのだが、僕の時間は限られている。門限が迫っている。カップルを尾行する時間はもうない。もう、小4の時間は終わりなのだ。何よりも鬼が恐い。次の日の早朝。早起きの僕にビックリしていた、母。なぜだか判らないが、自転車で神社へ走る。朝露が濡らしている舗道を走る。鳥居を抜けると、    地面に残る無数の足跡。    簡易テントの型に踏みつぶされた雑草。    トラックのタイヤ跡。    ゴミの焼かれる匂いと、煙。そこには、いつもの退屈な境内があるだけだった。祭りはもう終わったのだ。昨日、3日間のイベントが終了した。幾人が徒歩5階に登頂し、そして帰っていった。また、いつもの空間になったMAREBITO。今はただ次の表現者を待つ空間に…
そう、祭りはもう終わったのだ。イベントが終わる度、いつも思い出す。あの境内の風景を。____________________________________▲ 日常から非日常へ誘ってください。MAREBITO主を。表現者募集中です。  Living Gallery & Space MAREBITO http://mare-bito.com

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